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執筆者の写真超法寺の住職

お仏壇のお飾り

更新日:2023年3月19日

浄土真宗本願寺派の仏壇は、阿弥陀さまがおられる場所ですから、一番尊い【本尊】阿弥陀如来の絵像もしくは木像をご安置します。

※位牌は仏さまではありません。


阿弥陀如来へのお供えは、私たちの日暮しへの感謝としていたします。

○仏飯は、私たちが毎日食事をすることができますのは、ご先祖のおかげです。つまりは南無阿弥陀仏の阿弥陀さまのおはたらきのおかげ。

※阿弥陀さまが食べるためではありません。

[パンをお供えする必要はありません]

[ご飯を炊かない時は、生米でも良い]


○仏華は、造花や毒花、トゲ花は用いません。

華が私たちに命の儚さを教えてくださいます。

諸行無常の理を華が枯れていく様から知るのです。

※お庭に咲く一輪のたんぽぽでも十分です。


○お水やお茶のお供えは必要ありません。

悟りの世界は、煩悩から離れていますので喉は渇きません。

※お水には霊力があるとされ、死者の魂が蘇るという理由で神道•真言宗では用いています。

※お茶は日本へ持ち込んだ栄西禅師にちなみ禅宗では用いています。

※浄土真宗は、お花を生ける際のお水で十分なのです。


○蝋燭の灯りは、阿弥陀さまの(仏の)智慧の温もりを表しています。アチチチチではなく、優しい火の温もりが阿弥陀さまのお救いの温かさを感じますので可能なら灯します。

(お参りの時間は持つサイズにしましょう)


○果物は、季節感のあるもので彩りになるようなものを選ぶといいでしょう。

◉お仏壇の中は阿弥陀さまのお浄土を表すと言いますので、金仏壇ではない黒檀や唐木の仏壇なら、明るくなるような果物をお供えすると良いでしょう。

○香は、お浄土には気持ちが安らぐ香りが常に満ち溢れているそうです。また私たちは不浄な(肉食、飲酒、喫煙等)息があるために香を捧げているとも言います。

普段は「お線香」、ご法事や特別な時には「燃香」と言い、香炭を火種にして抹香を焚べます。【お施主の大切な役割です。是非ご用意しておきましょう】

※香は、安いものは煙たくなるものです。

大切な仏さまやご先祖さまには、少し奮発して良い香りのものをさせていただきたいですね。

※香炭は仏壇屋さんで購入します。抹香も同じくです。

※新盆にご親戚などから何かしましょうかと言われたら、是非良い香りの抹香をお願いしてみたらいかがでしょうか。(盆提灯は色柄のものをお願いしましょう。白無地は初盆しか使いません)


⭕️一番大切なものは、やはり南無阿弥陀仏と声に称える報謝の姿だと思います。

⭕️「お前のことはもう助けてあるぞ!」と聞くのです。


○お位牌、過去帳、写真、お札(浄土真宗では用いない)などは仏壇の中ではなく仏壇の外に出しておきましょう。


その他、わからないことは住職にお尋ねください。

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