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執筆者の写真超法寺の住職

常におかげさま

皆さま、おはようございます。

いやはや寒いです。もちろん季節がそうですから当たり前でしょうが生きることが辛く感じることがありますと、なかなか力強くとはなりにくいようです。


ほほえみに、かがやくいのち

なみだにも、くもらぬいのち

たたえまつらん [梅原真隆和上]


私たちは、良いことがあると「おかげさま」と喜びますが、辛いこと、悲しいことに出会うと一転「神も仏もあるものか」とふてくされ、不足を言います。 何とも身勝手ですね。

この世は無常。有ることばかり、どんなに無いように願っても苦悩からは逃れられない人生なのです。

だから、阿弥陀さまの【ご本願】が誓われたのです。二度と苦悩しない世界「国、浄土」を建立され、南無阿弥陀仏を称えて生まれてくれ、との願いがあります。


幸せなときも、思い上がらずに調子に乗らず、謙虚にご恩を感謝して生きていく。

辛いとき、悲しいときも落ち込んだりヤケになったりせずに、力強く生きていきたいものですね。

そのような生き方をするためには、阿弥陀さまの大慈悲心と出遇うことが大事です。

ではどうやって遇うのでしょうか。

【聞其名号】(その名号を聞きて)


名号とは、南無阿弥陀仏であります。

阿弥陀さまは、どんな人にも、どんな場所でも届くようにと「声」の仏さまになってくださいました。

つまり、南無阿弥陀仏の声となって、私たちに聞き届いてくださっているのです。

南無阿弥陀仏が聞こえることは、亡き人も、今生きている私も、もうお救いに遇わせていただいているという「証」であります。


だから大丈夫です。

後は我が身にいただいて、南無阿弥陀仏と口にお称えするだけであります。

それができましたら100点満点です。

後は、南無阿弥陀仏を私の人生の「灯」として生きていくだけであります。


朝起きて、南無阿弥陀仏

歯を磨きながら、南無阿弥陀仏

ご飯を食べながら、南無阿弥陀仏

会社に行きながら、学校に行きながら、南無阿弥陀仏

炊事、洗濯、掃除をしながら南無阿弥陀仏、

常に南無阿弥陀仏を称えながら無常の人生を生きていくのです。


ひとりじゃないから。いつも阿弥陀さまと、親鸞聖人と、蓮如さまと、そして何より、懐かしい人たちとご一緒の人生であります。

お念仏を称える私を生前変わらずの笑顔で喜んでくださいます。


私は毎日、南無阿弥陀仏を称えながら、お父さん、お母さん、おばあちゃん、おじさん、おばさんと会話していますよ。みんな、私を南無阿弥陀仏に誘ってくださった方(善知識)であります。嬉しいです。有難いですね。


さて今日も南無阿弥陀仏を称えながら、すべきことをさせていただきます。

皆さまも、南無阿弥陀仏を称えながら生きてください。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

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