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執筆者の写真超法寺の住職

ミニ法話会

皆さま、こんにちは。

雪はどうでしょうか。入間市は現在は雨になっています。しかし寒いのは相変わらずです。

さて今日は、先月、築地本願寺の法務代行制度でご縁を結ばせていただきました方の四十九日法要へ参らせていただきました。

(当然ながら、菩提寺さまには事前に連絡を取りご了承いただいています。)


ゆっくり丁寧に葬儀の際を思い返しながら、皆さまとご一緒に「正信偈」をお勤めして、「ご文章〈白骨章〉」を拝読してからご法話をさせていただきました。

※皆さま、なかなか素直になられずに正座をされていました。改めてお声がけして崩していただきましたよ。尚、浄土真宗には修行はありません。あるのは南無阿弥陀仏を称えながら生きていくだけ。

全部、阿弥陀如来さまが仕上げてくださっていますから、その誓願を聞いて受け取るだけなのです。わたしの「親」になってくださいました。「親」の前でかしこまるのはおかしいでしょ?

ましてや正座は着物での座り方だから、洋服で正座は難しいのであります。

浄土真宗は「聞く宗教」だと思います。

何を聞くかといえば、もちろん「仏は助ける。私は助かる」おいわれを聞くのです。

だから忘れてもいいのですよ。

だって忘れない仏がいてくださいますからね。


聞きっぱなしでいいのです。

以前に流行ったスピードラーニングみたいなものです。笑笑

このようなことを法話と、お茶をいただきながら皆さまにお伝えしました。


法要後、お茶を呼ばれながら近況をお聞きしながらさまざまなことをお話ししました。

さながらミニ法話会のように、質疑応答しながら浄土真宗の素晴らしいご法義をお伝えしました。

お時間をかけていると、皆さま少しずつ心を開かれてくださり、公私それぞれの思いの丈や疑問などを聞いてくださいました。

これこそが浄土真宗の真骨頂ですよね。

一方通行にはならない。皆さまご一緒に確認をしながら間違いないみ教えを聞くことこそが浄土真宗が大切にして来たものでは無いでしょうか。


お施主さまも、笑顔いっぱいに色々お話くださいました。娘さんも、息子さんも、お嫁さんもそれぞれの思いをお話しくださいました。

息子さんからは、住職のブログの感想を聞かせてくださいました。(有り難いなぁ)


また、何故か⁈皆さま、私の葬儀での声明を聞いて、「あ〜、ご住職はきっとヘヴィメタが好きなんじゃないかな?」って思われたそうです。(初めて言われました。ま、ヘヴィメタ世代ではありますが)


それから葬儀の際に来られていたご親戚(天台宗)は、「私が死んだときはこのご住職に勤めて欲しい!」と言われていたそうです。

※褒めすぎ〜。だけどうれしいなぁ。


小一時間ほど、皆さまと歓談しました。

とてもしあわせな時間をすごさせていただきました。わたしが目指すお寺はこのようなものなのだから。


実は今日はこの法要があったため、葬儀依頼を三度断っていました。

でも、やはり阿弥陀さまはわたしにこの仏縁をとのお達しがあればこそだったのでしょうか。


そんなことを思いながら有り難く、ナンマンダブツが口から出てくださいました。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。

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