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執筆者の写真超法寺の住職

おはようございます

皆さま、おはようございます。

雨は上がったようですね、有難いです。

今日は八王子で墓前法要へお参りするので本当に助かります。(法要時降るかも)

ま、私の思い通りにはなりませんが、降ってもよし、降らなくてもよし、これが念仏者の生き方とお聞かせいただいていますので、不足を言わないようになったまんまを過ごしたいですね。


さて札幌疲れもまだ残りますが、札幌別院は思い出も多くしあわせ気分になります。本当にたくさんの学びをいただきました。教区の先生方も皆さま温かく優しい方ばかりにお出あいしましたのです。あのような立ち振る舞いを学び、

私もこの入間市でそのように生きていきたいですね。


TikTokを見ていたら悲しくなるような案件がたくさん出てきます。心が痛みます。私たち人間がいかに独りよがりで自分勝手な論理で立ち振る舞っているかを知らされます。

そこで【地獄]についてご紹介します。

[私は自業苦といただきます]


自己中心的な人が作る世界です。

地獄と極楽の住人の違いですが、地獄にはたくさんのご馳走が並べられたテーブルがあり、地獄の住人が食事をしようとしています。

住人たちは箸が長すぎて食べ物を口に入れることができない。[じゃあ手で食べればはなし]彼らは「箸が長すぎる」と不平を言ったり、「お前の箸が邪魔だ」などと文句ばかり言っていて、結局一口も食べることばできません。


極楽にも同じようにご馳走がデーブルにあり、みんなが一メートルの箸を持っています。[ここも、そもそも極楽に行く人は煩悩から脱却しないと行けないとは言わないでね]

住人は、長い箸を互いに使いながら自分ではなく他の人たちに食べさせてあげます。そうすることで争いはなく、皆仲良く笑顔でご馳走をいただくことができました。


どうでしょうか。皆さまはどちらの生き方でしょうか。これは、遠い世界の話ではなくごく身近な風景ではないでしょうか。

争いは「俺が俺が、私が私が」と【我】を振りかざすことでおこるものです。

私たちが幸せになるには、【我】を捨てて【おかげ】に生きることだそうです。

しかしながら、おかげさまを言葉だけで行動が言動が伴わない人をよくお見かけします。

仏法をお聞かせいただくとは何を聞くのか、それは私は自分では自分のありのままを見ることがなかなかできませんから、仏法に私のありのままの姿を映すことで真実な世界を知らされていくのです。


なかなか聞くことができない仏法です。それを先立っていかれた懐かしい方々が縁となり私を誘ってくださるのではないでしょうか。

それを諸仏のはたらきと言われます。


親鸞聖人はご和讃に、

 なもあみだぶつとなふれば

 十方無量の諸仏は

 百重千重囲繞(いにょう)して

 よろこびまもりたまふなり

と、おっしゃっておられます。


このお言葉を常にいただきながら生きていくことが大切ではないでしょうか。

昭和な方ならきっと、子どもの頃[かごめ]をやったことがあると思います。

これは一重でしょうが、南無阿弥陀仏を称えながらの日々は、諸仏の方々が百重にも千重誓偈にも取り囲んで、喜んで守っていてくださると親鸞聖人はお味わいされているのです。


こんな頼もしい世界がありましょうか。

だからこそ浄土真宗は「祈らない宗教」と言い、「祈る必要のない宗教」とも評されているのです。ですから浄土真宗のお寺やご門徒の家には御守りや御札がないのです。もちろん自動車にも「交通安全」のステッカーなど貼ることはないのです。

大丈夫ですか?貼っていませんか?


浄土真宗のみ教えは阿弥陀さまの【ご本願】におまかせしていく教えですよ。そのようなことをするということは、阿弥陀さまを疑っている行動であり、阿弥陀さまにおまかせしなさいよ、と私におススメくださる皆さまのご先祖を疑っている証拠ですぞ。

お恥ずかしいことです。

だからこそ日頃からの仏法聴聞を欠かさないようにするのです。お寺参りを重ねても自分の都合で解釈をすればこれまた意味を為しません。


もうすぐお盆ですね。

皆さま、浄土真宗では[施餓鬼]はしませんよ。[ナスやキュウリに足をつけて供えませんよ]これをしないと落ち着かないあなたはお寺へ参ってお盆のお話を聞く必要がありますよ。

もちろん自宅でもお盆参りもするべきだと思います。【自業苦】にならないようにしたいものですね。超法寺では第四土曜日午後二時から【盂蘭盆会】をお勤めいたします。

聞いたつもりではいけません。


いかがだったでしょうか。

さてそろそろ私はお参りへ行かねばならない。

今日も安全運転で行ってきます。

皆さまも南無阿弥陀仏を称えながら良い週末をお過ごしください。

南無阿弥陀仏、ナンマンダブツ



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