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執筆者の写真超法寺の住職

「今」知らねばならない

皆さま、こんにちは。

GW後半戦、いかがお過ごしでしょうか。

楽しいこともあり、また楽しむために車で出かけたが大渋滞に巻き込まれることで車中で険悪なムードに包まれたり、喧嘩になったり散々な目に遭った人もあると聞きます。

何のための旅行かわかりませんね。

いい加減学習しなきゃいけないものだね。

どうか仲良く助け合ってくださいませ。


さて私はお参りして来ています。

悲しい仏縁であります。

なかなかよい言葉が見つかりません。


先人の言葉をいただいてのお取次をさせていただきました。

「夢の世に 仇にはかなき身を知れと 教えて帰る子は知識なり」〈和泉式部〉


昔からずっとことある毎に繰り返しいただかせていただいてきました。

私は親より先に逝くことがなかったのが喜びであります。子を持たない私ですが、たまらないことだと感じます。以前、愛犬を事故で亡くした時は一晩中泣き明かして、それでもずっと悲しくて仏法を聞いて聞いて受け止めるまで一か月かかりました。

血を分けた我が子ではありませんが、想いが深いため悲しみが深くなったのでした。


だから、和泉式部さんのこの詠がたまらなく沁みるのです。

和泉式部さんも死を縁として仏縁に遇われたのでした。人間は無力です。

み仏さまに遇わせていただきましょう。


南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

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