皆さま、おはようございます。
二月も最終週となりました。来週は早くもお彼岸月になります。
昔から暑さ寒さも彼岸までと言います。いよいよ春がやってきます。
この慌ただしさに身体がついてきません。老いたる我が身を痛感します。
今朝は蓮如上人のお言葉をご紹介します。
ご一緒に【お聴聞】の大切さを学びましょう。
浄土真宗の先達は、仏法聴聞の心がけを次のように教えてくださっています。
一、骨を折って聞け。
二、衣食忘れて聞け。
三、間断なく聞け。
四、どうしても聞けぬ時は、聞いたことを思い出せ。
蓮如上人は、
至りて堅きは石なり。至りて軟かなるは水なり、水よく石を穿つ(うがつ)、
心源もし徹しなば菩提の覚道なにごとか成ぜざらん
◎ただ仏法は聴聞にきはまることなり『蓮如上人御一代聞書 末(193)』
訳)至って堅い石でも、至って軟らかい水で穴が開くではないか。『初志を貫徹すれば成就できにことはない』と昔から言われるではないか。どんなにしぶとく疑い深くとも、聴聞に身も心も打ち込めば、広大な弥陀のお慈悲によって必ず信心を獲ることができるのだ。ただ仏法は聞くことが肝要である。
一の「骨を折って聞け」とは、【苦労して聞きなさい】ということ。
二の「衣食忘れて聞け」とは、【真剣に聞きなさい】ということ。
三の「間断なく聞け」とは、【気の向いた時だけ聴聞しているようでは信仰は
進みません。(続けて聞きなさい)】ということ。
四、「聞いたことを思い出せ」とは、【仏法を聞かせていただく御縁のない時は、
聞いたことを思い出しなさい】と、その心構えを教えているのです。
※世間話ばかり聞いていては聴聞にはなりません。
◎正しい教えを、正しく説かれる方から、真剣に聞かせていただくことが大切です。
⭐️仏法は先生を選んで聴聞しなければならないのです。(有名だからとか、よく知っているからだとか自分の都合で先生をお呼びするのはいかがなものかと思います。やはり、お聴聞される方々のことをよく考えた上で先生を選ぶ必要があるものです)
最後に厳しいことを言います。
日々の生活で大切なことは、朝晩の勤行の実践です。
【今現在説法】(こんげんざいせっぽう)です。経を通して仏法を聞くのです。
『正信偈』や『御文章』を拝読することですが、この実践なければ、真面目な
門徒総代とは言われません。(私が言っているのではないが)
お忙しい毎日ではありますが、是非怠らずにお聴聞する機会を持ちましょう。
「機会があったらお参りしますね」と言ってお寺に参った人は聞いたことがありませんよ。蓮如上人は【暇をかぶりて聴聞すべし】と申されました。
これは、暇があったらではなくて暇を作ってということをおっしゃっておられます。
人生を本当に豊かに安穏に生きて生きたいのでしたら趣味も大切かもしれませんが月一度くらいは仏法を聞かせていただく時間を作っていただきたいものですね。
では今日も阿弥陀さまとご一緒に生きていきましょう。
南無阿弥陀仏、ナンマンダブツ。
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